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うなぎの栄養成分と食べ方のアドバイス!
うなぎ(鰻)という魚は、まだその生態についてはほとんど不明で、卵からふかさせる完全養殖には成功しておらず、稚魚を採って育てるという養殖形態をとっています。
日本は古くからこの鰻とは関わりが深く、蒲焼やどんぶり物で多くの人に親しまれてきました。
現在その消費量としては世界でも一番といわれています。
うなぎ(鰻)の栄養成分として抜きにでているものは、ビタミンやミネラルの含有量です。
例えば、ビタミンAでは100g中2400μgも含まれていますし、他にもビタミンCを除いて、ビタミンB群、D、Eも大変豊富に含まれます。
他にも、良質のタンパク質や脂質、カルシウムなどもバランスよく、しかも十分な含有量を兼ね備えています。
このように、大変すぐれた栄養価を持つうなぎは、夏ばてが気になる時期に食べると、最適な栄養補給になるとして、昔から「土用の丑」の日に食べる習慣がついています。
うなぎ(鰻)の選び方は、蒲焼などの場合は身が厚いもの、生は身が締まり光沢があるものが理想です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一
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◆ワンポイントアドバイス
・食べると良い時期(旬)
夏
・理想的な保存方法
蒲焼などの焼き物はラップで冷凍室へ
・理想的な保存期間の目安(賞味期限)
冷蔵庫で3〜4日程度 |
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うなぎの効能とは!
うなぎ(鰻)に含まれるビタミンB1は、糖質の代謝を助け疲労物質を取り除きます。
ビタミンB2やB6は、脂質やタンパク質の代謝を助けエネルギーに変えるという働きがあります。
ビタミンB12も含まれていますが、これは、食欲不振に効果的で体力を増強するという働きがあります。
ビタミンAやEもたっぷり含んでいますが、これは免疫力を高める作用があります。これにより、細菌やウイルスを撃退してくれますし、かぜの予防や肌荒れ、冷え性、肩こりなどにも有効とされます。
さらに、骨粗鬆症に力を発揮するカルシウムやカルシウムの吸収を助けるビタミンD、生活習慣病を予防するEPAやDHA、胃腸の粘膜を保護し消化吸収を助ける、ムコプロテインという成分も含まれています。
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